2012年2月24日

合同運用 in NICT

 

2012年2月25日、26日。
情報通信研究機構アマチュア無線クラブ、アンリツ厚木アマチュア無線クラブ、東京電機大学中学校高等学校無線部、
東京電機大学工学部T部アマチュア無線クラブ、東京電機大学理工学部ハムクラブ合同で、記念局を運用しました。

長年にわたり復元活動に取り組まれてきた、東京・小金井にあるNICT本部にて、その実物を前にしての記念局運用となりました。

今回の合同運用は、情報通信研究機構アマチュア無線クラブ(JO1ZRX)の多大なる協力のもとで実現しました。

【 アンテナ設営 】

NICTのクラブ局には、災害時の非常通信手段を兼ねて常設のアンテナが設置されていますが、
今回は大勢が集まっての運用ですので、複数のアンテナを追加設置しました。

【 展示 】

修復中のTYK式無線電話機が展示されました。
また、これも貴重な史料である”屋井乾電池”も併せて展示されました。

 

【 公開の挨拶 そして 記念運用開始 】

そして開始時間となりました。
多数のお客様を迎え、NICTアマチュア無線クラブの滝澤様からご挨拶頂いた後、展示・公開運用が始まりました。



【 展示の様子 】

100年前の発明を前に、話が弾みます。

   

なお、この日の模様は、多摩地区のコミュニティFM放送局『FM西東京』にて、後日放送されました。
NICTアマチュア無線クラブの滝澤さんが、熱く、想いを語っています。
この模様は、FM西東京のアマチュア無線番組『QRL』のポッドキャスト(3月1日)でも聴くことができます。

【 運用 】

運用は2箇所に分かれて行いました。
東京電機大学の学生さんの協力を得て、マルチバンドでの運用です。



2日間、約600局と交信することができました。にぎやかに、楽しい運用とすることができました。
皆さん。ありがとうございました。

【 集合写真 】


 


【 終わりを迎え 】

このTYK式無線電話機は、数日後には博物館の収蔵庫に安置されることが決まっており、次はいつ目の当たりにすることができるか判りません。
お客様がお帰りになった後、運用メンバーそれぞれ、TYK式無線電話機を記録に、そして思い出に収めました。
貴重な2日間もあっという間に過ぎてしまいました。

  

【 さいごに 】

情報通信技術の総本山とも言えるNICTにて、実機を前にこのようなイベントを行えたことは、実行委員会にとって夢ともいえる出来事でした。

今回のイベント実施のために、多くの方のご理解・ご協力を頂きましたことに御礼申し上げます。

とくに、イベントの企画から実行まで尽力くださいました、NICTアマチュア無線クラブの滝澤様、
ならびに、委員会の趣旨にご理解をくださりご協力いただきましたNICT広報部の皆様には、深く感謝いたしております。

皆様、ありがとうございました。




つぎにTYK式とまみえるのはいつの日か・・・

(左) 大変ご尽力いただいたNICT AMCの滝澤様 (JF3CGN)
(右) 実行委員会 金澤 (JP1TVC)




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